カテゴリー
fashion sneaker インスパイア系

ユニクロのキャンバススニーカーはジェネリックオールスターになり得るか?

先日のジェネリックリバースウィーブに引き続き2020ssの「コットンキャンバスレースアップスニーカー」を買いました。

3/4まで1990(税込2189)円の限定価格、さらにpaypayで支払うと10%のポイント還元で実質1971円で購入できました。3/1以降のd払いだと20%バックらしいのでもっと安く(1751円)買えますね。僕はこれ以上決済アプリを増やしたくないので避けましたが。

コンバースオールスターにそっくり?!

2019awのコットンキャンバススニーカー

トゥのラバーやシューレースホールの切り替えなど、19awのキャンバススニーカーではスペルガやスプリングコートに近いデザインでしたが、今季は開き直ったかのようにオールスターに寄せています。

特にラバーのトゥキャップが三日月から半月へと変更された点が特徴ですね。

第一印象は”丈夫そう”!

バルカナイズド製法で取り付けられたソールにコンバースやvansでみられる補強テープのラインはありません。白は真っ白、黒は真っ黒。補強テープにはラインの代わりにハニカム構造の模様が入っています。

vansのproモデルに使われているDURACAPと比べるほどではありませんがかなりしっかりしています。フラットなアウトソールでスケボーもしやすそう。オーリーなんかすればすぐに穴が空くと思いますが。

ユニクロらしい(?)気配り

スニーカー好き以外はあまり気にしないポイントだと思いますが、カップインソールを採用しています。最近のオールスターも100周年モデルなど取り入れているモノもありますが、通常はフラットな中敷が貼り付けられています。

厚手でクッション性もそれなり

しっかりと厚みのあるものが使われており、くぼみは蒸れを逃すためのデザインだそう。

真上からだとロゴが見えない
ずれるとチラ見え

それよりもユニクロのロゴが真上からは見えないところがニクいと思いました。手に取ると見えるけど、玄関の置かれてるだけじゃ見えない絶妙な配置ですね。

機能性をあえて主張しない

ステッチなし!

またオールスターにはない点として履き口のパッドがあります。vansのオーセンティックにはなくてERAにあるもの、履き口のパッドです。

vansのオールドスクールはモッコリふっくら!

今回のモデルはステッチが省かれておりいかにもパッドが入ってます、というデザインにはなっていません。すっきりとした印象にまとめています。

気になる点は?

若干すべりそう……

awモデルではスタンスミスのように凹凸のある粒々アウトソールでしたが、今回はデッキシューズ風のフラットなもの。

19awのつぶ高ガムソールも試してみたい

屈曲性を高めるスリットと滑り防止のディンプルが施されていますがどこまで機能するのか少し疑問です。

サイズ感は?

カンボジア製です

NIKEやNew Balanceでは28cmか28.5cmを選ぶのですが、今回は28cmでも大きく、27.5cmをチョイス。27cmも履けなくはなかったのですが少し窮屈だったので大きめを選びました。

最後に……

かなりオールスターに寄せてきてる今作、ジェネリックオールスターと言えると思うのですが、コンバースのオールスターも3000円台で買えることを考えるとちょっと悩ましいですね。

今回のように期間限定&ポイントバックなどを使って安く手に入れる分にはアリだと思います。

あと素足で履きたい場合にもいいかもですね。この値段であれば臭くなっても買い替えればいいと開き直れますし。今後同じモデルが発売されるか微妙な点が気がかりですが。

あとは補強テープのラインが気になる、ハトメのシルバーが気になる、など本家との違いで選ぶというのも手ですね。

1のスリッポンがvansっぽい!

まだ発売されていないようですが、「Life Wear magazine」に掲載されていたスリッポンもかなりvansっぽいので注目しています。

カテゴリー
fashion インスパイア系

マニアも満足!こだわりのディテールを持つユニクロUのクルーネックスウェットシャツ

ユニクロには”元ネタ”が想起できるアイテムがいくつかあります。秋冬に販売されたファーリーフリースのプルオーバーなんかがそうですね(フリース自体がパタゴニアを模したモノと言えますが)。

と言うわけでユニクロUのスウェットはチャンピオンのリバースウィーブと比べてどうなの?ってところを見ていきたいと思います。

ワイドフィットスウェットシャツ 3289円

ユニクロUのスウェットをここ3年くらい買い続けてるんですが、去年から秋冬ではクルーネックの展開がなくパーカーのみ。春夏にクルーネックとパーカーが並ぶようになりました。春夏でスウェットということもあり、早めに売り切れてしまうカラーもあったりして、僕もしっかりと買いそびれてしまいました。

去年ブラックを買ったから今年はカーキを、と思ってたんですが気づけば大きめサイズは完売。店頭にも残ってないし、メルカリではプレ値で取り引きされています。残念。

裏地はパイル

というわけで去年と同じ黒のLを買いました。同じものなら買う必要がないのでは?と僕も思ったわけですが、今年のクルーネックスウェットはモデルチェンジが施されています。

クルーネックに限らずパーカーもそうですが、ユニクロUのスウェットは脇にリブをあしらった作りになっています。チャンピオンのリバースウィーブと同じディテールですね。縦方向の縮みを軽減するため、本来縦に使われる生地を横に使うことからREVERSE(反対方向)WEAVE(織り)と名付けられたモノです。

脇リブと裾リブ

生地を縦方向の生地を横にすることで縮みは軽減されるのですが、伸縮性に難が出てしまうので脇にリブをほどこして着心地をよくした、というChampion社が誇る特許です。生地の向きよりもリブの方が目立つので、僕はしばらくサイドにリブがあることをリバースウィーブだと言うんだと勘違いしてました。

ユニクロUも2018年のクルーネックスウェットまではオーソドックスなシルエットだったんですが、2019年からトレンドを意識したワイドシルエットに変更されています。2020年も同様に商品名も「ワイドフィットスウェットシャツ」となり、トレンド感のあるルーズな着こなしに対応するシルエットになっていますね。実際オンラインストアの商品レビューを見ても女性の方のコメントが多く見られます。パープルなんてカラーが販売されていることを見ても、メンズカテゴリですがユニセックスとして開発されたんだろうなって思います。

パープルの着用モデルは女性。最近はメンズアイテムでも女性モデルの着用写真が多いですね

そんなトレンド感満載のスウェットシャツにマニア好みのディテールが採用されている、そんなギャップが面白かったので似たようなものを買い足してしまいました。

ネックラインから脇にかけてS字の切り替えになっているのが特徴

2019年モデルではよくあるセットインスリーブだったのですが、2020年モデルにはフリーダムスリーブという少し珍しい製法が採用されています。チャンピオンの古着に見られる作りですが、1940~50年代に流行ったそうです。その後、生産効率が悪く廃れることになったわけですが、まさかユニクロが採用するとは思いませんでした。

肩を上から見たところ

僕はマニアでもコレクターでもないので、フリーダムスリーブは知識としては知っていましたが実物を手にしたことはありません。着用してみてもセットインスリーブと違いがあるかと言われると微妙…。そもそもワイドシルエットなのでそこまで生地が突っ張るなんてことがありませんし。

とは言えWAREHOUSEやTWO MOONといったアメカジブランドが出しているフリーダムスリーブのスウェットは1万円オーバーが当たり前。3000円程度で試せるのはユニクロならではですね。インラインのスウェットシャツよりも生地がしっかりしていて好みです。

重ねてみるとこんな感じ

次シーズンではもう少し着やすいカラーバリエーションが展開されると助かります。ベージュは肌着っぽいしパープルは少しフェミニン過ぎる、オレンジも悪くないけど馴染みのない色味だから敬遠したい……消去法で濃いグレーに近いカーキが早々にサイズ欠けしたのもわかるラインナップです。

スウェットシャツ 2189円

インラインのスウェットは首元にV字のガゼットを取り入れているのにユニクロUでは省いていたり、ディテールの取捨選択が面白いですね。この辺はユニクロUのジーンズも面白かったので、今度書きます。

あとユニクロUの”ジェネリックチャンピオン”といえば無地teeなのでそれも今度書きます。

カテゴリー
sneaker

ニューバランスの”小N”モデルの末弟に新カラー登場

992をはじめとする99x番台が長兄なら、1500や1700は次男坊。そして2001年に登場した2002は末弟といったところでしょうか。

昨年復刻したML2002Rはグレイ、ブラック共に完売してますが、新しいカラーリングが登場します。スムースレザーを使ったホワイトとブラック、そしてスウェードを使ったカーキの3色。992や1700に近い小ぶりなNロゴは異素材(ラバーっぽい)をあしらいアクセントにしています。

スムースレザーのオールホワイトは珍しいとか書いたそばから新しいモデルが出る流れですね……。とは言え小Nロゴの選択肢が増えるのはありがたい。

ML2002R 1万7600円
ML2002R 1万7600円
ML2002R 1万7600円

個人的には黒いソールにスウェードのアッパーは大好物なのでカーキが気になりますが、通勤スニーカーとしては白か黒ですかね。

レザーの白や黒はちょっとダッド過ぎるというかスニーカーというより運動靴って感じがしますが。かっちりとしたスーツスタイルではなく、カジュアルなジャケパンなら合わせられるかもですね。

鱗状のモールドが刻まれてます

復刻版はソールユニットに870のものを使ったリイシュー版。ミッドソール内側の鱗状になったディテールがツボです。アジアメイドのため2万円を切る価格での展開になってます。

USメイドやUKメイドのモデルが3万円を軽々と超えてることを考えると、買いやすい値段設定だと思います。

なんですが、こうなるとオリジナルを踏襲したMR2002の復刻も心待ちにしてしまいますね。フォアフットまでミチっと詰まったNergyのクッションを試してみたい。まあ、ないと思いますが……。

2/20、9:00からABC MART GRAND STAGEにて発売開始。

カテゴリー
sneaker

優等生ルックスのオールホワイトモデルなら通勤にだって使えるはず

意外と少ないオールホワイトのニューバランス

2/12に発売となったNew BalanceのM1500。刺繍やミッドソールにシルバーやグレーが使われているもののほぼ真っ白。僕の中学にも履いていけそうなデザインです(校則で真っ白以外は禁止でした・・・)。

PUMAのスウェードを紹介した記事で、”スムースレザーのコートシューズやスウェードのランニングシューズが良くてスウェードのコートシューズがダメなワケないじゃん!”って書きましたが、スムースレザーのランニングシューズがタイミングよく登場しました。ガンガン通勤スニーカーとして使っちゃってください。

M1500WHI 3万800円

スムースレザーを使ったホワイトのニューバランスって案外少ないんですよね。印象的なのは996でしょうか。

CM996 1万6280円

Nロゴなど部分的に黒やグレーが使われてますが、かなり白いデザインです。かかとに入る斜めの切り替えにスネークスキンのような型押しが施されているのも特徴ですね。やー懐かしい。

M1700 4万2900円 さすがMade in USA、高いっすね〜

それと1700もかなり白かったと思ってたんですが、今見てみるとそうでもないですね。

今回の1500のように思い切ったカラーリングはなかなかないので、クリーンな足元を演出したいぜって方は是非。僕が持ってる1500は10年以上前に買ったエクスクルーシブで蛍光ピンクというド派手なやつでした。

丸い爪先に四角い切り替え……かっこいい!

1500はつま先を上から見た時のエッジのきいた切り替えが好きなんですよね。直線的なデザインというか、ニューバランスの中でも群を抜いてシャープなモデルだと思います。

M992RR 3万1900円 これって何のサンプリングなんすかね?

それとBilly’sさんの992特集記事を見てて思い出したんですが、アメリカでニューバランスが他のスニーカーに比べてややフォーマルな扱いなのは、ニューバランスがボストンの企業だからという点が大きいみたいですね。ブルックスブラザーズに勤めていた方も、東海岸のシューズしか履けなかったのでニューバランスには世話になった的なことを話していました。

日本にいるとまるでピンと来ない話ですが、ニューバランスの本社のあるボストン、マサチューセッツ州はニューヨークと並ぶ東海岸の大都市。他にもオールデンなんかもマサチューセッツ州にありますね。現在はNIKE傘下(もしくは伊藤忠ですね。この話はややこしい・・・)ですがコンバースも創業はマサチューセッツでした。

vansは言うまでもなくカリフォルニア、NIKEのあるオレゴンは北西部。東海岸と西海岸の文化の違いや格差は全然わからないです。一回くらいは肌で感じてみたいものですが。

またインタビューではNasやNoreagaなどヒップホップアーティストがニューバランス を履いていたという話が出てきます。サイドパネルのNがイニシャルみたいだったからじゃないか?という推測ですが、確かに向こうのアーティストはイニシャルの入ったものが好きですよね。スチャダラのBOSE氏がBのキャップを集めているという記事を見て以来、僕もイニシャルの入ったキャップを探しています。

タニのTなんでテキサスかテネシーあたりが中心ですね(行ったことないけど)。日本はチーム名をロゴにしがちですがアメリカは地名が基本っぽいです。チーム名を略す時も地名ですしね。トロントもTですが、カナダということもありメイプルリーフが代わりに使われることが多いみたいですね。内藤とか西川とかだったら今よりも胸を張ってニューバランスを履いていたかも、です。

カテゴリー
sneaker

定番スニーカーに遺された最後のレザーモデルを狙う

定番と名高いadidasのスタンスミスが、ヴィーガンレザーやリサイクルラバーを採用したサステイナブルなモデルにリニューアルされたのは以前お伝えした通り

そうなると”本革”のモデルを今のうちに確保しておきたいと思うのが人の常じゃないでしょうか。

BEAMS別注スタンスミス 1万5400円

そこでadidasの公式オンラインストアを巡回していると風変わりなスタンスミスを発見!全体的に真っ白で、所々グリーンの挿し色が入っているけど・・・。

これ、2020ssでbeamsから発売されていた別注モデルです。ヒールパッチやタンのロゴは反転されているため、白ベース。さらにサイドのエンボスもゴールドから無地に変更になっています。

白推しなのにインソールはグリーン。

残念ながらセール価格というわけには行きませんが、beamsのオンラインストアでは完売しているモデルがadidas公式ではほぼフルサイズ残っています。

ちなみにコレは人気が高かった別注モデルで今回が2回目。前回は光沢感のあるガラスレザーだったのですが、しっとりと落ち着いた風合いのスムースレザーに変更されています。

リアルレザーのスタンスミス、新品が定価で買える最後の機会(adidasが本気であれば)なので、是非お見逃しなく〜。

カテゴリー
sneaker

【皇帝謹製】真っ白なコートシューズ

完売していたonのロジャーフェデラーシリーズの再販がスタートしています。

The Roger Cetre Court 2万680円

2021SSから「センターコート」のほかに「アドヴァンテージ」というモデルも加わりました。

どちらもonの誇るCloud Tecをミッドソールに採用し、ヴィーガンレザーやリサイクルポリエステルを使ったサステイナブルな仕様は共通。

ランニング中でも一見してonとわかる穴ぼこソールはロジャーシリーズでは巧妙に隠され、アウトソールの内側からようやく確認できます。

またAdvantageには履き口に挿し色をあしらったカラーリングがラインナップ。

The Roger Advantage 1万5180円
The Roger Advantage 1万5180円
The Roger Advantage 1万5180円

ロジャーフェデラーの好みなのかもしれませんが、あくまで白ベースというのが潔いデザインですね。

センターコートは発売中。アドヴァンテージは2/5に発売となります。

カテゴリー
sneaker

ただのオールブラックじゃない!素材にこだわったVANSなら通勤もOK◎

ニューバランスとかスタンスミスが通勤スニーカーの定番みたいに言われがちですけど、もうちょっと西海岸なノリで通勤したい時もあるじゃないですか。

というわけで過去にはVANSのチャッカブーツを紹介してきましたが、今回はオーセンティックです。

9900円

原初のスケートボード専用シューズとして知られる一足ですが、ERAとの大きな違いは足首にパッドがあるかないか。

このディテール一つでかなり印象が変わるんですよね、より革靴に近いというかスニーカーっぽさが少し薄まりますね。

ヒールパッチも赤じゃなくて白黒。

1/29に発売されたモデルはアッパーにシボのあるレザーを使ったオールブラックモデル。ピスネームやヒールパッチもモノトーン、シューレースは細身のレザー、ソールはもちろん真っ黒。ヒールのロゴが気になるならマッキーで塗っちゃいましょう。

スウェードとキャンバスのコンビもいいんですが、レザーでまとまってるとグッと大人っぽさが増しますね。

7700円

さらにオーセンティックのシューレースレスモデルもあります。ドレッシーなバーガンディとカジュアルなブラックの2カラーがラインナップ。ブラックモデルのソールが黒かったらなーと思わなくもないですが・・・

この手のセンタースプリットタイプのスリッポンといえば夭逝したディランリーダーを思い出します。

gravisから出た1stモデルはソールも薄くてほぼドレスシューズみたいなルックスでした。

gravisやHUFから発売された彼のシグネイチャーモデルが似たようなタイプでした。

HUFから出たモデルはちょっとソールが厚くなってますが基本設計は共通。

HUFのスリッポンは最近まで販売されていたと思ったんですが、スニーカーは撤退済み。運よくセカンドマーケットで見つけたらコレクションに加えたいですね。

ディランリーダーがハイブランドのシューズを持ち込んでデザインソースにしただけあって、特にgravisから発売されたモデルはスケートシューズとは思えないルックスになっています。

それにしてもディランリーダーもキースハフナゲルもこの世を去ってしまったと思うと寂しくなりますね。

PAGE TOP