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【アメリカ企画】VANS | アナハイムファクトリーコレクションとインラインの違い

いつの間にか1万オーバー!

ABCマートのプライベートブランドとして国内での企画のほか、アメリカで企画されたものも並列で発売されるのがVANS。

みんな大好きvansのオーセンティック。いつでも手頃な値段で買えて気兼ねせず履けるし、素足で履いて臭くなってもザブザブ洗えるし、シーズンカラーも鮮やかで2足目、3足目と増えていっちゃうスニーカー。

そんなフレンドリーなモデルだと思ってたら今やフリマサイトで1万オーバー……

たかーい!

アナハイムファクトリーコレクションのオーセンティック(当時の品番から44DXと呼ばれています)の中でも、ネイビーやブラック、ソールも黒いオールブラックなどスタンダードカラーのみ高騰してる模様。

メルカリの出品者を見ていると#野村訓市とタグ付けしてる方もいました。確かに野村氏はオーセンティックを推してますが、「年齢的にも重たい靴は疲れるし、コンフィクッシュがいいよ!」なんていうレコメンドをしてたのが2019年

https://oceans.tokyo.jp/article/detail/24356

比較してみた

←インライン →44DX

フォクシングテープがトゥ上部まで巻き上がっていて線も太い。

奥がインライン、手前が44DX

アナハイムファクトリーコレクションの特徴としてアウトソールに光沢感があります

↑インライン ↓44DX

またAFCのスニーカーにはインソールのヒール部分にレザーが貼り付けられています。オーセンティックのみならず、オールドスクールやハーフキャブも同様。以前のAFCにはULTRA CUSHが使われており、インソールにも「style44」とプリントされていましたが最近はオミットされたみたいです。

リサイクルショップで見かけたオーセンティック

それ以外の見分け方

←44DX →インライン

よく言われるのがヒールのステッチの数でインラインモデルは2本のステッチがAFCは4本。というか外見状の違いはここくらいなのでパッと見で判断しようとしたら後ろを見るしかありません。

どちらもインライン

最近買った春夏モデルの濃いイエローも比べてみたんですが、インラインモデルでありつつ、トゥ周りは44DXに近く、つま先まで巻き上がっておりリボンも太い作り。

こうなってくると何が違うのかよくわかんなくなってきますね……。実物を手にすればはっきりとわかるんですが44DXの方がしっかりとした作りをしているのは間違いありません。1万オーバーが適正価格とは思えませんが、リストックを待つ価値のある一足ですね。

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【呉越同舟?】VANS × atmosのコラボから見えるスニーカー市場の未来

VANSといえばアメリカの企業という印象ですが、現在はABCマートのプライベートブランドです。プライベートブランドといえばトップバリュ(イオン)やセブンプレミアム(セブン&アイ)など”どの企業のブランドか?”明確なものが多いなか、ABCマートはその辺を曖昧なままやってきた小売店です。

ABCマートは90年代に躍進した企業ですが、きっかけとなったのが1995年にホーキンスの商標権の獲得したことです。当時は高価な印象が強かったブーツを安価で国内で販売したことで一気に売上を伸ばしました。当時は黄色い角丸スクエアの囲まれたGTのロゴがとてもかっこよく見えたのを覚えています。後のRED WINGなど”ホンモノ”っぽいブランドが広まる礎になったんじゃないでしょうか。

その一年前の1994年にVANSの国内商標権を獲得しています。ホーキンスより早かったんですよね。VANSやホーキンスのほかDANNERもABCマートが所有しています。

スニーカー好きならコンバースの件を思い起こすかもしれません。コンバースはアメリカのコンバースと国内のコンバースが別の企業というのが厄介な点で、VANSとは少し事情が違います。

ブランドの”移籍”というのはファッションやスポーツ業界では割とあることで、フランス生まれのサロモンやイタリア生まれのFILAも今では中国の企業(ANTA)です。先日発表されたアディダスによるリーボックの売却もブランドのやり取りという点で大型”移籍”ですね。

VANS x atmos SK8-HI Emoji 1万1000円

前置きが長くなりましたが、国内のVANSはABCマートが所有するブランドということです。そんなVANSがatmosとコラボする……。規模は違えどスニーカー販売という戦場でバチバチにやり合ってきた両者の関係を考えると、かなり大胆な戦略が隠されていそうです。

もちろん損をしてまでコラボするわけがないので、win-winの関係を築いていくはずです。単発のコラボというよりは挨拶がわりのコラボと言えるんじゃないでしょうか。実際、この手の同業他社というのは単にライバルと言うよりは一緒にマーケットを開拓していく仲間と捉えている側面もあります。建前や綺麗事と言うのは否定できませんが、同業他社がなくなっただけ取り分が増える、なんて単純な計算は成り立ちません。

VANS x atmos AUTHENTIC Emoji 7700円

ABCマートが多額の広告費を使ってスニーカーを宣伝すればするほどatmosも恩恵を得られます。都市部のatmosで見かけたスニーカーを地元のABCマートで購入すると言うこともあるでしょう。他にも通勤など様々なシーンでスニーカーを選ぶ現状において、選択肢の多さはメリットとなります。

これは僕の持論ですがカルチャーはマーケットに根付くというのがあります。スニーカーの背景が語られる機会も多く、バックボーンがあるスニーカーってかっこいい!というのもすごくわかるのですが、ABCマートやatmosを起点とした巨大なスニーカーマーケットがあるからこそスニーカーの持つストーリーが生まれ、語られると考えています。

VANS x atmos OLD SKOOL Emoji 9900円

ちなみにABCマートはコロナ渦で減ったとはいえ売り上げは2200億円。atmosは昨年8月期で180億円と10倍以上の差があります。10倍売ってるからABCマートが凄い!わけではなく、これだけ規模が違うということは企業の性質だけでなく客層も違うということ。同業他社だからこそお互いの強い点と弱い点を把握しているでしょう。

今回のコラボで始まるストーリーから目が離せないですね。Emojiというオリジナルの総柄が使われていますが、今までatmosが展開してきたアーカイブズも今後生かされるんじゃないかと期待しています。

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【スケシューの選び方】どうせならプロ仕様のVANSが履きたい!

明日(6/19)にvansとsupremeコラボのスニーカーが発売されます。あまりsupremeは購入しないのですが、vansとのコラボはヴェルヴェットレオパードやクロコダイルコーデュロイなど名作揃いなので要チェックです。

今回、発売されるのはeraとグロッソ。グロッソについて説明すると以前までsk8-midと呼ばれてたモデルです。sk8-hiのカットを下げたミッドカットver.でアンクルパッドが3段から2段に変更になっています。ハーフキャブもそうですが、スケーターがトリックのやりやすさを追求したカスタムをvansが取り入れたカタチですね。

また彼が長年愛用していたSk8-HiのミッドカットモデルのSk8-Mid。GrossoシグネチャーロゴのシュータンのSk8-Midを、彼に敬意を表し“Grosso Mid”のモデル名として復刻しました。

VANS JAPAN スケート界のレジェンドであるJeff Grossoの功績を称え Vans “Grosso Forever Collection”&『Love Letters To Skateboarding』の新エピソードを発表します。

2020年に逝去したジェフグロッソへの追悼の念を示すためsk8-midはスケートグロッソミッドに名称変更されています。この”スケート”というのはsk8-hiのsk8とは意味が少し違うというのがややこしいですね。

以前までvansのアメリカ企画から展開されていた”pro”モデルが今年に入って”スケート”モデルへと名称変更されています。昨年までera proだったのが、今年はskate era。sk8-hiはスケートスケートハイ。

これはスウェード×キャンバスのera pro

プロモデルはピスタグの裏に赤い「PRO」の表記がありましたが、スケートモデルはチャッカーになってます。ライナーにもチェッカーをあしらうなど細かい変更はあるみたいですが、分厚いインソールに仕込まれたPOP CUSHなど機能性はそのまま。僕が持ってるプロモデルはウルトラクッシュですが……。

トゥ周りに刻印があります

爪先を保護するラバーのインナー「duracap」はvansの商品ページには記載されていませんが、オミットされたわけではないみたいです。また以前のプロモデルではアナウンスされていなかったグリップ力と耐久性の向上したsickStick rubberも採用されています。

タン裏にもPRO表記

スペック厨なのもありますが、アメリカ企画のバンズが好きなのでついproモデルを買ってしまいます。スケートモデルはまだ買ってないので早く試してみたいです。先行予約受付中のnavy × orangeも素敵なカラーだ……。

見分け方

通常モデルとスケートモデルはチェッカー柄のピスタグとヒールパッチに書かれた「skatebording」の文字で判別できます。あとインソールにも「skatebording」って書いてありますね。

あとvansの国内企画と海外企画は品番で判別できます。Vで始まる品番が国内、VNで始まる品番が海外企画になります。

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ただのオールブラックじゃない!素材にこだわったVANSなら通勤もOK◎

ニューバランスとかスタンスミスが通勤スニーカーの定番みたいに言われがちですけど、もうちょっと西海岸なノリで通勤したい時もあるじゃないですか。

というわけで過去にはVANSのチャッカブーツを紹介してきましたが、今回はオーセンティックです。

9900円

原初のスケートボード専用シューズとして知られる一足ですが、ERAとの大きな違いは足首にパッドがあるかないか。

このディテール一つでかなり印象が変わるんですよね、より革靴に近いというかスニーカーっぽさが少し薄まりますね。

ヒールパッチも赤じゃなくて白黒。

1/29に発売されたモデルはアッパーにシボのあるレザーを使ったオールブラックモデル。ピスネームやヒールパッチもモノトーン、シューレースは細身のレザー、ソールはもちろん真っ黒。ヒールのロゴが気になるならマッキーで塗っちゃいましょう。

スウェードとキャンバスのコンビもいいんですが、レザーでまとまってるとグッと大人っぽさが増しますね。

7700円

さらにオーセンティックのシューレースレスモデルもあります。ドレッシーなバーガンディとカジュアルなブラックの2カラーがラインナップ。ブラックモデルのソールが黒かったらなーと思わなくもないですが・・・

この手のセンタースプリットタイプのスリッポンといえば夭逝したディランリーダーを思い出します。

gravisから出た1stモデルはソールも薄くてほぼドレスシューズみたいなルックスでした。

gravisやHUFから発売された彼のシグネイチャーモデルが似たようなタイプでした。

HUFから出たモデルはちょっとソールが厚くなってますが基本設計は共通。

HUFのスリッポンは最近まで販売されていたと思ったんですが、スニーカーは撤退済み。運よくセカンドマーケットで見つけたらコレクションに加えたいですね。

ディランリーダーがハイブランドのシューズを持ち込んでデザインソースにしただけあって、特にgravisから発売されたモデルはスケートシューズとは思えないルックスになっています。

それにしてもディランリーダーもキースハフナゲルもこの世を去ってしまったと思うと寂しくなりますね。

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ドレスとカジュアルのハイブリッド!俺はベルベットチャッカでオフィスの地を踏む!

【VANS】アナハイムファクトリーパック CHUKKA 49DX

いままで個人的かつ一方的にオフィスカジュアルの足元にチャッカブーツを推してきました。コレとかコレとか。

飽きもせずABCマートのオンラインストアでvansのチャッカブーツを眺めてました。今季はチョコやミルクティーなど飲み物の名称がカラーリングに名付けられており、オレのフェードがかかったピンクっぽい色味はななかないいんじゃないでしょうか。

au lait・・・。英語にするとand milkなので、何と牛乳を混ぜた色なのか気になりますが、イチゴでしょうかね。

CHOCO 6930円

AU LAIT 6930円
MILK TEA 6930円

ソフトな風合いのピッグスウェードを使い、値段も手ごろ。これで黒ソールだったらオフィスにも行けるのになーと思っていたらGSにありました。ガソリンスタンドでもグランドセイコーでもなく「ABCマート グランドステージ」。

vansでいえばproモデルなどコアなスケートモデルやアメリカ企画の品番が並ぶお店です。他にもNIKEなどの限定品もあるみたいですね。

ブラック 1万450円

今回発売されたチャッカはアナハイムファクトリーパックのもの。vansの創業当時に工場のあったカリフォルニア州アナハイムの名前を冠しており、モデル名も当時の品番を使った「CHUKKA 49DX」が正式名称。

こうして並べてみるとシルエットの違いがわかりやすくなりますが、木型も創業当時のものを使っているそうです。

パープル 1万450円

紫のベルベット。オフィスカジュアルにアジャストするかはさておき、princeみたいで最高ですね。こちらのモデルはピッグスエードではなく合成繊維。

定番のブラックはもちろん、パープルもブラウン系のボトムスと相性良さそうです。革靴じゃ難しいカラーリングもスニーカーなら合わせやすいし、ジャケットスタイルにもマッチする一足に仕上がっていると思います!

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VAULT by VANS からチャッカブーツの登場

以前おすすめしたvansのチャッカブーツ。

好みでもあり、ビジカジにも使いやすい黒ソールのモデルが、Billy’sにて12月12日に発売となります。

vansの中でも音楽やアートなど様々なカルチャーとの結びつきが強いvaultラインから発売されるOG COLLECTION。

毛足のやや長いヘアリースエードに挿し色のシューレース&ヒールパッチ。また木型などオリジナルを踏襲したディテールワークが特徴になっています。

カラーラインナップは秋冬らしい落ち着いた雰囲気で合わせられるCANTEENとCERISE。

キャンティーン 1万3200円

CANTEENはスタンリーの水筒みたいな軍用の水筒から採られたカラーっぽいですね。ハワイアンオーシャンという季節感を無視したライトブルーのヒールパッチがアクセントになっています。マーブルっぽく見えるシューレースはチェック柄を採用。

チェライズ 1万3200円

CERISEはそのままチェリーカラー。深みのあるボルドーというかワインレッドがオーセンティックな雰囲気を醸し出しています。

挿し色はアプリコットとフルーツで統一してるのもポイント(チェリーはウッドかもしれませんが・・・)。

気になるのは光沢感のあるソールですね。実物を見ないとなんとも言えませんが、写真を見る限りかなりテカってます。うーん。

太めのウールパンツに合わせれば、オフィスでもギリいけるんじゃないかなーって密かに狙っている一足です◎

ハイカットもラインナップ。各1万2100円

同カラーリングのSK8-HIも同じく発売になります。

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chukkaで通勤、マッハで退勤。

ABCマートのプライベートブランドでもあるvans。

supremeとのコラボだったり、AF1のパクリみたいなスニーカーを出したり、妙にブランドイメージの振り幅が広いのはそのせいですね。

品番がVで始まる日本企画とVNで始まるアメリカ企画があると言われています。

よりSTREETに近いアメリカ企画に比べると、売れ線な感じの日本企画という感じでしょうか。

現在、どっちの企画でもラインナップから外れている定番モデルがチャッカブーツです。

ローカットのチャッカローというモデルもありますが、今回は除外。

チャッカブーツであればビジネスシーンで履いていたってなんの文句も言われない一足のはずです。(オートクレーブ製法に目をつむればですが・・・。)

オールデンだってジョンロブだって名だたるシューメイカーがチャッカブーツを作ってます。

流石に白いソールは目立ちすぎるので、個人的なオススメはスエードを取り入れたオールブラックモデル。

だったんですが、最近はチャッカがラインナップから外れています。

supremeとゴルチェのコラボなど、スポットでは発売されるので完全に廃盤になったわけではないと思いますが・・・。

またラインナップに加わったら改めて記事にしたいと思います。

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