スムースレザーのコートシューズやスウェードのランニングシューズが良くてスウェードのコートシューズがダメなワケないじゃん!
今までニューバランスやスタンスミスなど、スーツに合わせやすいスニーカーを取り上げてきました。
シックなカラーリングやシンプルな見た目が肝なのかなーと思いつつも、992なんかはシンプルとは程遠い作りだと思いますし、あれがいいならair max95だってカラーリング次第ではいけるはず・・・。とかくドレスコードは難しいなと思います。
こんなことを考えた理由の一つがPUMAのスエードです。
黒×シルバーのレイダースカラーもオールドスクール感ぷんぷんでたまらないんですが、気になるのはグレー×シルバーのモデル。
スタンスミスと同じコートシューズであり、ニューバランスのような上品なグレースウェード。
そんなオフィスで使える2大スニーカーの要素を上手く取り入れたモデルですが、この手のシューズをオフィスで見かけることがありません。
adidasのキャンパスと並び、ビースティーボーイズが愛用したことでも知られる本作。ヒップホップやストリートカルチャーと密接な関係にあるモデルなので、そんなバックボーンが邪魔するのかなーと思いながら眺めるばかり。
スリーストライプやフォームストリップなどキャラクターを主張するデザインが、オフィスカジュアルにはノイズになる感じなんすかね。
ちなみにadidas skatebordingにはスタンスミスのスウェードver.もあるんですが、スリーストライプではなくパンチングが使われているので使いやすいかもしれません。
それにしても今回の「スウェード ビンテージ メイドインジャパン シルバー」。2万円と高めの価格設定ですが、かなり気になるモデルです。
シルバーのラインが目立ちすぎかもしれませんが、ニューバランスのNロゴみたいなもんだと考えればスウェードで統一されたモデルよりもスマートな印象だと思います。
高品質な姫路レザーを使って国内工場で生産されているのが価格の理由ですが、こういったモデルはメーカーの気まぐれでしか生産されないので、欲しいと言っても買えないわけです。
日本製のニューバランスのM1300JPJがいい例です。シューツリー付きで6万8000円という価格で注目されましたが、お金さえ払えば買える(抽選という問題はありますが)わけです。
「いい素材を使った日本製を売ってくれ」ってお願いしても、メーカーがその気にならなければ買えませんからね。
スケーター上がりの人間からするとシンプルなスウェードスニーカーはコンバースのオールスターばりに落ち着くモノ。
カップインソールにアップグレードされてるなど、機能面でのリファインも手抜きなし。
ファットシューレースにしたい気持ちをグッと抑えて(とはいえ、最近はそんな機会も減りましたが)オフィスはストリートの延長戦だよねと自分に言い聞かせながら乗り込みたいものです。
しかもこの手のモデルは復刻もされにくいので、一期一会が基本原則。というわけで、国内製のハイクオリティなスウェード。加水分解の心配もないのでコレクションに加えてみてもいいんじゃないでしょうか。