993を買ったので今まで履いてきた990v3と比べてみました。
世代としては992→993→990v3という並びです。ここから99xシリーズはv4、v5とバージョンアップしていきました。現在注目を集める992がどういう感じ進化していったかと考えると面白いですね。
993はwidthが4Eで新品。990v3はwidtthが2Eでかなり履きこんでいます。
ヒール
バレンシアガのトリプルSじゃないですが、いくつかの要素が積み重なったデザインで好きな部分です。
993は星条旗にUSAの文字があしらわれるなど、USメイドを強くアピールしていますね。ヒールの丸い部分がリフレクターになっています。
990v3はヒールのリフレクター部分にhandmade in united statesとプリントしてあります。ほぼグレートーンの中にポツンと配置された赤いスクエアロゴが目立ちますね。
どのモデルでも共通してますが、履いているうちにヒールのリフレクターが割れてきます。両モデルともくるぶし下にナンバリング。
アッパー
メッシュと”隈取り”の関係性はそのまま。990v3の爪先にあるリフレクターは意外と目立ちます。あとタンの作りも990v3は独特ですね。格子状の模様に立体的なロゴがあしらわれています。
993のタンはロゴ刺繍や窓にモデル名が入っていたり992に近いもの。ここでもmade in USAや星条旗などアメリカ製をアピールしています。
アッパーの補強に入ってる”隈取り”やタンの濃いグレーの部分はNIKEのデュラバックみたいな素材だと思うんですけど、何なんすかね。990v3は履きこんだだけあって、かなり割れてきてます。
こうやって慣れべてみるとつま先のメッシュ部分の長さの違いがわかりやすいですね。990v3は曲がってるように見えますが、シワが入ってるだけです。あとシューレースの素材も少し変わってますね。
サイドから見ると990v3のNロゴの大きさがわかりやすいです。v4以降もNロゴは大きめですし、今でも小さいロゴを使っているのは1000番台くらいでしょうか。
この辺はNIKEやadidasと同じようにブランドのアピールと強い相関があると思われます。最近ではNIKEはSWOOSHをいじり倒していて、反転やら分断やら様々な趣向を凝らしています。確かHF氏もトラヴィスのAJ1を見て、エアジョーダンのコラボでSWOOSHを反転するなんてあり得なかったとコメントしてたと思います。エアダーウィンとか元から反転してるモデルはありましたが。
コーポレートアイデンティティを単なるシンボルではなく、強くアピールするアイコンに仕立てるというのが現代的なアプローチなんだと思います。327の巨大なロゴなんかは象徴的ですね。
本題に戻ると、993はフォアフットのアウトソール側にabzorrbが仕込んであります。
この辺の作りはなんとなくair max95を思わせるというか、機能性を表に見える形で配置するハイテクスニーカーの文脈って感じがします。
v3のミッドソールにもENCAPと刻まれてますが、ニューバランスは昔から控えめな印象ですね。露骨なアピールを嫌うというか。
最後に990v3の中で僕が一番好きなつま先のNBロゴです。
こんなとこまでロゴ付けなくてもって思うんですが、真っ黒なアウトソールに白いアクセントがついてると目を引くんですよね。
「【NB990系】MR993とM990v3を比べてみた◎」への3件の返信
[…] 990v3の2Eを履いていても夕方には足が浮腫んで締め付けがキツくなる僕の足に合わせて993の4Eを選ぶことにしました。 […]
[…] 現在は990v3のグレーを中心に履いていますが左足のアウトソールが減り過ぎてミッドソールにまで達してしまいました。どうも左足を擦る癖があるらしくて、どのスニーカーも左足のカカトだけ擦り減ってしまいます。 […]
[…] 今回は990v3。落ち着いたダークトーンのネイビーにホワイトのソールを合わせたカラーリングになります。 […]