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雨の日に安心して履ける靴の条件ってなんですか?
防水はもちろん透湿性など機能性も重要だと思いますが、個人的には「汚れが気にならないこと」です。いくら撥水加工を施されようがゴアテックスを使っていようが、スエードのような起毛素材を使ったアッパーじゃ雨の日に安心して歩けないんですよ。
そういう点で雨の日シューズを選ぼうとするとあんまりコレと言ったものがないんですよね。ウォータープルーフを謳った高機能シューズやとにかく雨天をやり過ごせればいいラバー素材のシューズなど、悪くはないけど良くもない、財布の紐をユルめるために何か足りない。
そこで一つオススメしたいのがパラディウムです。本当はLLビーンのビーンブーツが好きなのですが、通勤には使いにくいので・・・。
「paradium」はフランス生まれのミリタリーブランド。半世紀以上の歴史を持ち、元は砂漠でも快適に過ごせる軍用シューズを生み出したことで知られています。
ミリタリーというとアメカジの印象も強いですが、F1やF2ジャケットなどにお世話になった方も多いのでは? M-65とは違った趣きがあって、女性にも人気のフィールドジャケットですね。
そんなフレンチミリタリーの足元を支えてきたパラディウムは防水にもこだわっていてウォータープルーフと銘打ったシリーズを展開するほど。
パラディウムの代表作をフォルムはそのままに、素材面でのアップデートをはかったパンパパドルライトWPがオススメ。
パラディウムを代表するモデルで、細身の外羽根タイプのシューズ。コンバースのオールスターをブーツにするとこんな感じかな?という細身のシルエットが特徴です。
扱いやすいポリ素材のアッパーには撥水加工が施され、雨はもちろん泥ハネもサッと一拭き。
またレインシューズに必要な要素の一つが防滑性。ビジネスシーンでは濡れたタイルなど、アウトドアとは違う意味でハードな環境に直面します。アウトソールにはラバーを使い、グリップ性能もスポイルしていません。
またオッシュマンズの別注モデルもあります。
再生プラスティックやリサイクルラバーなど環境に配慮した素材使いのほか、内側に止水ファスナーを取り付け着脱しやすくなっています。通常のパンパとは少し違い、履き口にパッドがあしらわれているのも特徴ですね。
ブーツの中でも比較的スリムで、シューレースホールも少なめ。チャッカブーツのような感覚で合わせられる一足じゃないでしょうか。