カテゴリー
オフィスカジュアル

フィルパワーとか気にしない!欲しいダウンの見つけ方

【インナーダウン】ハイブランドからアウトドアブランドまで、ダウンベストにもこれだけ幅がある!

今年は12月になっても暖かい日が続き、重衣料の出番がありませんでしたが一気に冬めいてきましたね。

こんな日は軽くて暖かいダウンジャケットが強い味方。ですが、オフィスカジュアルには少し合わせにくい。というわけで僕はインナーダウンを愛用してきました。

2009年にユニクロがウルトラライトダウンを出してくれたおかげでインナーダウンという考え方が根付いたような気がします。

当のユニクロも当初は”中に着るダウン”の売り方に紆余曲折があったみたいですが・・・。

”店舗から「従来のものよりサイズが小さいのではないか」いう問い合わせが頻出したんです。”

https://anond.hatelabo.jp/20121224144304

上記は2012年の匿名記事ですが、2年以内に辞めたとあるので2010年から12年あたりのユニクロの話ですね。消費者からだけでなく店舗から問い合わせが多かったというあたり、中に着るダウンの市民権がなかったってことが窺えます。

そこから10年ほどたち、今では様々なブランドが似たようなアイテムを出していますし、オフィスで着ていてもおかしな目で見られることもありません。

僕もジャケットがわりに羽織ったりしてましたが、防弾チョッキみたいと言われたことも・・・。二度と着るかって思い、ニットやフリースに路線変更しました。

とはいえダウンの軽さと暖かさは魅力。防弾チョッキと言われないダウン探しの旅に出かけたのでした・・・。

tilak

PYGMY Vest 2万9700円

チェコ生まれのアウトドアブランド、ティラック。NIKE acgやストーンアイランドに招聘されたデザイナー、エロルソン・ヒューが手がけるブランド”アクロニウム”の生産を担当することでも有名なブランドです。

ピグミーはアーバン&トラベルを標榜するPOTNIKシリーズから薄手のインシュレーションベスト。マテリアルは防風と撥水性に優れたPERTEX QuantumAIr、中綿は水濡れにも強い化繊素材のCLIMASHIELDを採用。

パッと見、ダウンに見えないスマートなシルエットで、これなら脱防弾ジャケット出来そうです。もこもことしたボリュームのあるシルエットも可愛いのですが、細身のスラックスにも合わせやすいんじゃないでしょうか。

Tatras 

15D RIP DOWN VEST 5万9400円

ラグジュアリーダウンの代名詞タトラスもインナーダウンがあります。簡単に手を出せる値段ではありませんが・・・。というか男性がタトラスを着てるのを見たことないですね。

ライダースジャケットのようなオフセットされた前立てにアシンメトリーなポケットなどデザイン性の高さがポイント。裾のタグなど、控えめながらしっかりと主張してくれるのも、高いアイテムだけに嬉しいディテールだと思います。

斜めにステッチが交差したダイヤモンドキルトはよくあるボーダーステッチよりもスマートに着こなせるはず。あとは諭吉6人と別れる勇気だけ。

DANTON

1万6280円

フランスのワークブランドダントンのインナーダウン。菱形のロゴも毎日見かけますね。いつの間にか定番ブランドの椅子に座ってたって感じです。ネックラインは丸首とVネックが選べます。

ボーダーステッチやスナップボタンなどウルトラライトダウンと似たディテールを持っているので、今までユニクロのお世話になってきた人にも着こなしやすいデザインです。

REMI RELIEF

2万7280円 同デザインの長袖ジャケットもラインナップあり。

生産から加工までデニムの生地、岡山県児島で行う国産ウェアブランド、レミレリーフのインナーダウンベスト。

フロントがダブルになったアシンメトリーなデザインがポイント。内側のスナップボタンを使うことで、シンメトリーなデザインにも変更できます。

ボタンを留めず、ルーズに着てもサマになるフォルムですね。

NANGA

2万4200円

こちらも国産ブランド、滋賀県米原が生んだナンガのインナーダウン。シュラフからスタートしたブランドならではのこだわり抜いた作りが魅力です。

リサイクルダウン&リサイクルナイロンを使ったサステイナブルな仕様。控えめなロゴ、ステッチ幅を変えたサイドの切り替えなど、メリハリの聞いたルックスがポイントです。

Snow Peak

2万4200円

金属加工の街、燕三条が誇るアウトドアブランド。焚き火台やハイクオリティなキャンプ用品で名を馳せるスノーピークのアパレルラインにもダウンベストが並びます。

左肩にスナップボタンのついたプルオーバータイプ。左脇下にファスナーもあり、脱ぎ着しやすい作り。

テントからリサイクルしたリップストップ素材に撥水加工を施したファブリックを使っています。

まとめ

定番を少し避けたブランドを調べてみました。タトラスを除けば2万〜3万円円前後が中心。ユニクロの5倍以上ですが、それくらい出せば選択肢もかなり広がりそう。僕はユニクロでいいかなって気もしてきました・・・。

ミディアムレイヤーとしては過去記事でフリースもオススメしていますが、ダウンの方が役に立つ状況も多々あると思います。環境に合わせて選んでみてくださいね!

商標コーナー!!!

  • Thinsulate(シンサレート)

3M社が販売する中綿素材。暖かさはもちろん、ダウンと違い化学繊維なので自宅で洗えるなど扱いやすさもポイント。

断熱材を意味するinsulateと薄いという意味のthinを組み合わせた造語です。

  • PRIMALOFT(プリマロフト)

こっちも化学繊維を使った中綿。水に濡れてもカサが減らないため、保温性が落ちないという特性を持っています。

ダウンは今も重宝される天然素材ですが、さらなる高性能な代替素材が研究開発されてるってわけです。

1980年代にアメリカ軍の要請を受けて開発された、いわゆるミルスペックな代物です。

PAGE TOP